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安もんのバッタ (2008年/SD)
舞台は大阪。
時代は現代。
電気工事業をしている山下泰造(46歳)と堺ヒサシ(26歳)。
2人はいつも仕事の運営方法で対立している・・・といっても、だらしのない泰造をヒサシが注意しているのだ。
ある日、工場内の工事の打合せで、泰造の判断で採算の取れない仕事を請け負ってしまう。
注意するヒサシであるが、泰造は逃げるようにその工場のトイレに行く。
用を足すと、何故か作業服の内ポケットにバッタが入り込んでいる。
そのまま泰造は、恋心を抱いている麻理に会うためにスナックに行く。
そこでポケットから飛び出すバッタ。
スナックの照明の具合で、バッタがピンクに見える。
麻理はなにげなく「ピンクのバッタが見たい」と漏らしてしまう。
翌日、工場の電気工事中に「ピンクのバッタ」が泰造の目の前に現れる。
その瞬間、泰造は「ピンクのバッタ」に翻弄される情けない日々が始まる。
◆中之島映画祭グランプリ