ちょもらんま企画

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Indies Movie

ちょもらんま企画は自主映画制作から誕生し現在も活動しています。
自主映画の現在の活動状況と過去の作品を掲載しています。

  • ろまんちっくろーど~金木義男の優雅な人生~ (2014年/HD)

    大阪の日本橋で、リヤカーで自署「宇宙人のツッコミ」という本を売り歩く奇妙な老人がいた。

    彼がこの映画の主人公、金木義男だ。

    はじめは、好奇心で撮影していたが、撮影を続ける中、金木義男のスケールの大きさに、いつのまにか虜になっていた。

    金木義男 1936年(昭和11年)生まれ。

    金木の夢は戦争や食糧危機など人間が起こすあらゆる問題「人間問題の解決」。

    1950年代、大阪の芸術は世界のトップだった。

    当時、時代を牽引する具体美術協会で金木は活動し、芸術家になる事を夢見ていた。

    その活動の中でベニヤ板に「見せヘン」とマジックで書いただけの作品

    「見せヘン」を発表する。

    自分に才能がないことを悟り哲学の道に進む。

    それから50年の月日をかけて書いた哲学書「宇宙人のツッコミ」を発表。

    70歳を超えてリアカーで本を売り歩く。

    そのユニークな販売方法からテレビや雑誌で取り上げられ

    リアカーのおっちゃんとして一躍人気者になり1500冊以上が売れた。

    しかし、一人も反応がなかった。

    それでも金木は「人間問題の解決」の為、ある作戦を図る。

    それは、壮大なロマンと夢を大舞台で語る「宇宙人のスピーチ」。

    そんな中、突如胃ガンに冒されてしまう。

    ガン治療の入退院を繰り返すもロマンと夢を追い続ける金木。

    そして、老い先が見えた男は命の輝きを見せる・・・。